白ヤギさんのお手紙ポスト

ながれぼしにのって せかいのはてをみにいこう

2020.01.26の君へ

2020年1月26日。
忘れもしない、真冬のとある日曜日に、私はSnow Manに出会いました。

私の人生を救ってくれた彼らの話を、少しだけしようと思います。




みなさまも知っての通り、私はこれまで20数年の人生の半分以上を、2次元界隈のオタクとして生きてきました。(初知りですが···)
3次元のアイドルに触れたのは中学生のときぐらいで、バイトで稼いだお金は全て2次元に費やしてきたと言っても過言ではないほどの筋金入りだったんです。

当時の私は、CD原作の某作品にのめり込んでいて、そのコンテンツを追うのに必死でした。本当に、文字通り““必死””だったんです。

知っている人もいらっしゃるかと思いますが、その作品は、どのグループが最も強い(人気)かを、ファンの投票によって決めるイベントを開催したことがあったんです。
私は自分の推したちを勝たせたくて勝たせたくて、投票権入りのCDをウン十枚も買いました。でも推しグループは負けました。

そのとき気がついたんです、「あれ、なんにも残らなかったな。いくら愛が強くても、お金の力には勝てないんだ。」って。
それからも、いくつもの媒体で提供される情報を全て追わなければならない、お金をかけられなければファンじゃない、というプレッシャーに苛まれ、推し事が全然楽しくなくなっていきました。もっと楽しくオタ活したい。でもこれがなくなったら何を生きがいにしていけばいいかわからない。


そんなとき、私はSnow Manに出会いました。




【① 〜まだ沼の入口〜】

2020年1月26日の日曜日、就職活動によって精神が疲れきっていた私は、朝からこたつに入りYouTubeを見ていました。すると、ある配信がパッと目に留まりました。

「Snow Man9人による9時間生配信···?」

3次元アイドルにあまり明るくなかった私は、「Snow Man···?あーこの前友だちが言ってた人たちのことかな?」ぐらいの認識しか持っていませんでした。
まぁ暇だしちょっと見るか、ぐらいの気持ちで見始めた生配信、なんとびっくり、面白いのなんのって。

恥ずかしながら、当時の私はSnow Manのメンバーに関する情報をほとんど持っておらず、公式HPのプロフィールを見ながら顔と名前を一致させていくのにも精一杯の状態でした。
でもそんな状態の私でも、生配信がとにかく面白くて!この人たちのこと何にも知らないけどとにかく笑ってしまう、そんな感じでした。
そして気づいたら9時間、頭から終わりまで全部見てしまった…(本当に就活生?)
あの日のシフトを休みにしてくれた店長、永遠に感謝。

そのときの私の各メンバーへの所感、多分こんな感じだったと思う。

ひかる→気難しそうな顔してる、怖そう
ふか→この人がリーダーっぽい!
ラウ→最年少?かわいい
しょぴ→メインボーカルの人だ!正統派塩顔イケメン
こじ→ゴイゴイスーの人
あべ→300万取ってた人、かわいい
だて→いまいち掴めない、無口な人なのかな···
めめ→噂の顔がいい人だ!落ち着いてるしクール系···?
さく→2次オタの人!親近感沸く!好き!

これが多分、「Snow Manについて何も知らない人の、Snow Manに対するファーストインプレッションの平均」だと思います笑

9時間生配信が終わったあとも、「アイドルの生配信から一瞬たりもと目が離せなかった自分」にびっくりして、しばらく余韻に浸っていました。
各方面に怒られることを承知で言いますが、私は正直「若手のアイドルってバラエティー苦手そうだし、顔が良くて、歌とダンスが上手いだけで売り出されてる」「メンバーの仲って正直どうなの?」って思ってたんです。

それがびっくり、この9人は、本当に仲がいいんだなってことがビシバシ伝わってきた。なんだか本物の家族のようで、それでいて男子校みたいで、そして戦友のような絆を感じる。なのにすごくあったかい。9人が9人であることが当たり前の雰囲気を、私はたった9時間ですごくすごく好きになりました。



【②〜着々と沼に沈む〜】

9時間生配信から一夜明け、私はすのちゅーぶを漁りまくっていた。
とりあえず再生回数が多いのから見ていこう!と決意し、たどり着いたのが「人狼ゲーム」。これ5割以上の現スノ担が経験する出来事だと思うんだけどどない?

視聴した感想としては、「なんだこの面白い動画!?」でした。こんなにゲラゲラ笑ったの久しぶりってくらいには笑ってた。人狼ゲームだけでなく、次から次へとアップされている動画を見ていって、気づいたら何時間もすのちゅーぶを見てる。気がつくと次の動画をクリックしてる。このころはそんな毎日を過ごしていました笑

すのちゅーぶを見ていて、私に何より刺さったのは「9人の関係性が垣間見えるような、素の雰囲気」でした。
先程も言いましたが、私は3次元の若手アイドルに対して、「“ビジネス”の関係性なんじゃない?」と窺ってしまう傾向が強く……
私は2次オタのころから、キャラ同士、メンバー同士の“関係性”を好きになるタイプだったので、「メンバー間の仲の良さ」というのは、私がその人たちを推していく上で最も重要なポイントであると同時に、最大の不安点だったんです。
2次元は、公式から「彼らはこういう関係性で、お互いのことをこう思っています!」という明確な答えが示されて、それはそれ以上にもそれ以下にもならないけど、生きてる人間はそうはいかない。プラスな感情だけじゃなく、マイナスな感情ももちろん抱えてる。

でもそんな心配は、すのちゅーぶの動画をすべて見終わる頃には、どこか遠くに吹き飛んでいました。だって彼らからは「9人それぞれがメンバーを尊敬し、愛し、目標とし、ライバルとしている。そんでもって、このメンバーが、Snow Manが大好き!」っていう気持ちが、ドストレートに伝わってきたから。これが、わたしが好きな、わたしが好きになったSnow Manの在り方です。


また、このころから私は、こう思うようになっていました。


「私、阿部くんが一番好きかもしれない。」




【③〜君だから〜】

私がよく訊かれる質問があります。

「阿部くんのどこが好きなの?」

私が阿部くんが好き、という話をすると、十中八九訊かれます。決して悪い意味ではなく、純粋に「どこが好き?」
という意味なのはわかります。でもきっと、この言葉の裏にはこういう意味があるんじゃないかとも思っています。
「特にパッと目を引く人ではないけど、どこを好きになったの?」

私がSnow Manにはじめて出会ったとき、正直阿部くんが担当になるとは微塵も思っていませんでした。今だから言えますけど、顔だけ見て一番タイプだったのはひかるでしたし…(小声)
つまり、特に顔がタイプというわけではなかったんです。

でも、すのちゅーぶを見ていく中で、いつのまにか阿部くんを目で追っている自分がいることに気が付きました。そのときはまだ阿部くんを推しているという自覚がなくて、自分でも「あれ?あれ?」という感覚でした。


阿部くんはたしかに、9人の中ではパッと目を引く方ではないと思っています。
9人が横並びになったときに、やっぱり一番目を奪われるのはラウールなのかな、とか、ダンス動画を見たときに特にかっこいいと思うのはさくまさんなのかな、とか。Snow Manを初めて見る人は、やっぱり真ん中に目が行くと思います。阿部くんの立ち位置は、後列であったり端の方であることが多いから、初見の時点で阿部くんにパッと目が行くことはなかなかないのかなって、思うところはまぁ、正直あります。

でも、私はそんな阿部くんを好きになりました。


メンバーがよく言う言葉がありますよね。

「阿部ちゃんはとにかく優しい」

この言葉には、文字通り「誰にでも柔らかく接してくれる」という意味ももちろん含まれていると思います。でもきっとそれだけじゃなくて。
Snow Manって、もう全員キャラが濃いじゃないですか。9人そろうとうるさいし話が進まないし一生わちゃわちゃしてるじゃないですか。そういう状況になると、「俺も頑張って盛り上げなきゃ!」って思うと思うんです。でも阿部くんはそうじゃない。
いつも一歩引いて、8人を見守っているように見えるんです。

『やさしい』って言葉って、すごく難しい言葉だなぁと思います。
やさしいって、褒めているようでいて、その人の本質を褒める言葉ではないのかなぁというか。なんだか距離のある言葉だなぁと思ってしまいます。私だけかもしれないけど。
でも阿部くんは、きっと自ら進んでその役割を担ってくれているんだなぁと気づいて、私は阿部くんのことをすごくすごく好きになりました。グループの中心にいようとするわけではなく、自ら進んで取り仕切るわけでもなく、気づいたらそっと隣にいてくれる。寄り添ってくれる。ひかるがSnow Manを引っ張るリーダーで、ふっかさんがグループ全体を支える支柱なら、阿部くんは、メンバーをそっと見守っていてくれる人。山登りをしていて、みんなの登るスピードが早くて追いつけない、置いていかれちゃうって思ったときには隣にいてくれて、「もうちょっとだよ!一緒にがんばろ!」って言ってくれる人。自分のほうが、本当は歩くスピードが早くても、相手より先に進んでいても、歩くスピードを合わせてくれて、その人のいる場所までUターンして戻ってきてくれる人。

グループ全体のバランスを考えて、この場所で自分がどう在るべきか、Snow Manのために自分がどうするべきかを考えられる阿部くん。

もし阿部くんが、自身の存在意義に苦しむときがあるのなら、私は声を大にして叫びたい。
「私は、そんな阿部くんだから好きなんだよ」って。



私が阿部くんを好きになった理由をもうひとつ紹介します。
それは彼が、「理想のアイドル像を120%演じ切る人」だからです。

「アイドル」から連想されるイメージって何でしょうか?かっこいい、かわいい、イケメン、歌が上手い、ダンスが上手い……etc.
そんななかでも、阿部くんはよく「あざとい」と評されます。そうなんです、阿部くんってあざといですよね。
カメラへのアピールや踊り方など、私たちファンが直感で「かわいい!」と思うようなパフォーマンスが上手だなぁと思います。そりゃあざとい警察なんてもんが生まれちまうわ!と…(ここであべさくへのクソデカ感情を抑え込む)

でもそのあざとさは、阿部くん本人から自然と生まれたものではなく、彼が努力で創り出した『職業:アイドル 阿部亮平』から生まれているものだと思っています。
確かに阿部くんはあざとくて可愛いです。一部の方からは「Snow Manの姫」って呼ばれたりもしているみたいですね。でもそれは「阿部亮平自身が創り出し演じている『アイドルとはこうあるべき』という理想像としての阿部亮平」であって、素の「阿部亮平」ではないんじゃないでしょうか。私の勝手な思い込みかもしれないですけど、素の阿部くんって別に全然あざとくないような気がする。

阿部くんのなかにはきっと、「誰にも触れられないアイドルとしての軸」みたいなものがあって、阿部くんはその軸を構成する要素のなかで、「かわいさ」や「あざとさ」の配分が人より少し多いだけなんじゃないかなぁ。それはすべて、阿部くんの「ファンのみんなが望むようなアイドルでありたい」という努力のあらわれで、そんな努力をし続ける姿も、私が阿部くんを好きになった理由のひとつです。

私にとって、あべくんはいつだって、銀河一のアイドル!!



【④〜Snow Manへ〜】

ここまで長々とお送りしてまいりました、私の解釈垂れ流しクソデカ感情ブログですが、そろそろお別れの時間となってまいりました……エグ………(泣) (素のまんますな)

冒頭でも触れましたが、Snow Manは間違いなく、私の人生を救ってくれました。オタクとしての新たな生き方を見つけられたのももちろんSnow Manのおかげですが、就職活動が辛く、生きることを放棄しかけていた私にとって、Snow Manというキラキラした幸せの具現化のような存在は、私の荒んだ心を一瞬で潤してくれました。9人がいたから、もうちょっと、あとちょっと頑張ろうって思えるようになったよ。苦しいときはナミヲを聴くのが、私の中では習慣となっています。

本当はメンバーひとりひとりについてのブログを書きたいぐらいなんですが、今回はちょっとだけ…

ひかる→私はSnow Manの真のあざとい担当はあなただと思っています(大真面目) リーダー岩本照、振付師岩本照、筋肉担当岩本照、甘いもの大好き岩本照、シルバニアファミリーハウスの管理人岩本照、ょぅじょぃゎもとひかゅ……いろんなギャップを持ち合わせるひぃくんは、まさに九人九色のSnow Manを体現しているような存在だと思います。Snow Manが団結するには、ひぃくんのリーダーシップが必要不可欠だよ。

ふか→仲間のために率先して矢面に立つふっかさん、そんなふっかさんを尊敬し信頼するメンバーの構図が、私にはすごく心に刺さります。一見おちゃらけているように見えて、誰よりもSnow Manというグループを護るために動いていること、私たちファンは知ってるよ。まさに縁の下の力持ちなふっかさんがいるだけで、安心度が全然違う!あとは腰に気をつけて生活してね…

ラウ→17歳のこどもが抱えるにはあまりにも大きく重すぎるものを背負っているらぅちゃん。そのせいで、色々な人から心無いことを言われることも多いと思う。でも、そんなプレッシャーを跳ね除ける力を持っているらぅちゃんの精神的な強さ、私は尊敬を通り越して憧れを抱いてしまいます。いっぱい食べて、もっと大きくなってね…ハニレモ2万回見に行くからね……

しょぴ→音楽番組で必ず生歌を披露するプロ意識すごいな〜といつも思っています。でもその実力に甘んじることなく、より高みを目指そうと努力する姿勢、すごくかっこいいです。それに、ビジュアル担当を素直に他のメンバーに譲って、自分はバラエティの力を伸ばそうと、方向転換することって、他の人にはなかなか出来ないと思います。なべさん早くバラエティーに見つかってほしい…わたなべさんのツッコミが世界で一番面白いです、本気で。あと美容のやり過ぎには注意してね笑

こじ→図太そうに見えてじつは誰よりも繊細で寂しがり屋なこーじ、やさしくて気遣い屋さんで空気が読めておしゃれさんで、Snow Manのために果敢に飛び込んでいくこーじの突進力がなければ、もしかしたらSnow Manがここまで大きくなることはなかったんじゃないかと思うほど、こーじの影響は大きいです。ドッキリGPの「オレなる オレなる」一生忘れないよ。こじふぉと写真集いつまでも待ってます。5億冊買う。

だて→世間では「気品溢れるロイヤルキャラ」が定着しつつありますが、実は結構抜けてたりおバカなところ、ファンは知ってます。そういうところがだての良さだから、そういう面も世間のみなさまに知ってもらいたいなぁ。普段の口数はあまり多くはないけれど、パフォーマンスでの弾けるようなダイナミックなダンスに、だての心の内に秘めた情熱が見て取れるような気がして、すごく好きです。

めめ→正直、もしSnow Manでなく、他のグループで活躍していたらって仮定したとき、すごく羨ましい&この先の活躍ぶりが怖いと感じるメンバー第1位はめめです。めめの「人の本質を見抜く力」って本当にすごいなぁってずっと思っています。相手の心の機微を察することができること、そしてそれを見て見ぬふりをせず、声を出して助けてあげられること、その力は、簡単には真似することができない、めめだけの素敵な力だと思います。

さく→さくまさんは、私がSnow Manのなかで一番最初に名前を覚えた人です。いつも笑顔で場を盛り上げようと頑張っていたり、動画やライブで誰よりも声を出してみんなを引っ張ってくれていたり、子供のようなキラキラの笑顔を見ていると、私も元気にならなきゃ!と思えるようになります。でもそんな5歳児さくまさんが、実は5歳児じゃないこと、ファンは気づいてるよ。これからもSnow Manのお兄ちゃんとして、メンバーの支えになってね。

そしてあべくんへ。
正直、最初はこんなにあべくんを好きになるとは思ってもいませんでした。でも、あべくんの真面目さや真摯さ、強さを目の当たりにする度に、好きになるべくして好きになったんだなぁと実感しています。アイドルとして特に突出した武器を持っていなかったあべくんが、アイドルとして生き残るためにいろんな武器を手に入れて、“アイドル”を全うしている姿、誰よりも、すごくすごく格好良いです。
真ん中じゃなくても、目立つほうじゃなくても、それでも私にとっては、あべくんが世界で一番素敵なアイドルです。アイドルになってくれてありがとう。





2020年1月26日の私へ。2021年1月22日の私より。

私はいま、Snow Manのおかげですごくすごく楽しい毎日を過ごしています。あのとき、こたつでYouTubeを見ていてくれてありがとう。9時間生配信を見てくれてありがとう。Snow Manに出会ってくれてありがとう。


そしてSnow Manのみなさんへ。

生きていてくれてありがとう。いつも笑顔を届けてくれてありがとう。生きて会いたいです。きっと、容赦のない、心無い言葉を投げつけられるときもあると思います。でもそんな言葉蹴散らすくらいにSnow Manを大好きなファンがいっぱいいることを、忘れないでください。Snow Manを、Snow Manのファンをなめんじゃねぇぞって、声を大にして叫んじゃおう。いつかテッペンを取るSnow Manの花道に、一輪でも花を添えられていたら幸せです。


改めて、デビュー1周年おめでとう!

Snow Man、しあわせであれ!!!!!!!!!